ガーミンの新作ランニングウォッチ「Forerunner 70」「Forerunner 170」「Forerunner 170 Music」が2026年5月28日に発売されます。3モデルとも、従来のMIP液晶に代わる鮮やかなAMOLEDディスプレイを搭載し、エントリーモデルながら大きな進化を遂げました。
本記事では、各モデルのスペックと特徴、前作との違い、選び方の基準をトレーニング時ガーミンを使っているヘビーユーザーとしてGRACISスタッフが解説していきます。
最新モデルをチェックForerunner 70・170とはどんな時計か?
ランニング初心者向けのGPSウォッチです。3モデルとも2026年5月28日発売で、価格は39,800円〜55,800円(税込|2026年5月現在)です。 従来のForerunner 165および、ForeAthlete 55の後継機という位置づけです。
今回発売される3モデルの概要は以下のとおりです。
| モデル | 価格 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Forerunner 70 | 39,800円 | エントリーモデル。ランニング特化で軽量・長バッテリー |
| Forerunner 170 | 47,800円 | 上位センサー搭載。Suica(Garmin Pay)対応 |
| Forerunner 170 Music | 55,800円 | 170の機能に音楽再生を追加 |
| ※価格は税込|2026年5月現在価格です |
GARMINのForerunnerシリーズは、ランニング専用GPSウォッチとして長年支持されてきたラインです。今回の70・170は、「初めてGPS時計を買う」という方から「日常使いもしたいが走るのが主目的」という中級者まで、幅広い層を対象に設計されています。
GRACISでも取り扱いを予定で、実際にお客様からのお問い合わせが増えています。
Forerunner 70・170の共通スペック
ディスプレイ、本体サイズ、防水性能は2モデル共通です。
両モデルに共通する主なスペックをまとめます。
- ディスプレイ:1.2インチ AMOLED(390×390ピクセル)
- 本体サイズ:42.6×42.6×11.9mm
- 重量:Forerunner 70が約40g、Forerunner 170が約41g
- 防水:5ATM(50m防水)
最も目立つ変化は、従来モデルに採用されていたMIP液晶からAMOLEDへの全面切り替えです。 最近のガーミンモデルではほとんど標準搭載といえる搭載率になってきました。 従来のMIP液晶は視認性と省電力のバランスに優れた技術ですが、発色の鮮やかさでは有機ELに及びません。AMOLEDへの移行により、地図表示やトレーニングデータの読み取りが直感的になりました。
また、操作はタッチパネルとボタンの併用。走行中はボタン操作、メニュー選択はタッチ操作と使い分けられるため、グローブをしたままのレースや冬のトレーニングでも操作しやすくなっています。
最新モデルをチェックForerunner 70のスペックと特徴
約39,800円(税込|2026年5月現在)で購入できるエントリーモデルです。スマートウォッチモードで約13日間、GPSモードで約23時間のバッテリー性能が特徴です。 この価格帯でガーミンのロングバッテリーと多機能の恩恵を受けられるというのはかなり高得点です。
Forerunner 70の発表内容として、初心者用としてされていますが、Garminコーチやワークアウトの設定など十分なアクティビティサポート機能に加えて、リカバリータイムや睡眠スコアなどの機能も搭載されており、スマートウォッチに任せたい機能は網羅されている印象です。
そして余計な機能を省いた分だけ価格を抑えられているのに、バッテリー性能を伸びているという点もかなり強いです。やはり定番のアップルウォッチと比較して大きく勝る点としてはバッテリー性能があり、上位機種よりもロングバッテリーという点でおすすめしたいモデルです。
Forerunner 70の主なスペック
- 価格:39,800円(税込|2026年5月現在)
- 重量:約40g
- バッテリー:スマートウォッチモード約13日間、GPSモード約23時間
- ディスプレイ:1.2インチ AMOLED
- カラー:ブラック、シトロン、クールラベンダー、ライトピンク、タイダルブルー、ホワイトストーン(全6色)
- Suica(Garmin Pay):非対応
- 気圧高度計・コンパス・ジャイロ:非搭載
GPSモード約23時間というバッテリー性能は、フルマラソンのタイムを気にせず使える水準です。市民マラソンの完走を目標にしているランナーにとって、「レース中に電池が切れる」という心配をせずに済む安心感は大きいはずです。
カラーバリエーションが6色と豊富な点も、ファッション感覚でウォッチを選びたい初心者に向けた設計といえます。GRACISの店頭でも、時計選びの入口として「好きな色から選ぶ」というお客様は一定数いらっしゃいます。ランニングウォッチ特有の無骨なデザインではなく、日常のコーディネートに合わせやすいカラーリングは、継続して使うモチベーションにつながります。
Forerunner 170のスペックと特徴
47,800円(税込|2026年5月現在)で購入できる上位エントリーモデルです。Suica対応と気圧高度計・電子コンパス・ジャイロセンサーの搭載が70との最大の差別化ポイントです。
Forerunner 170は、70の機能を土台にしながら、日常の利便性と計測精度を大幅に強化したモデルです。 利便性の部分ではキャッシュレス決済への対応が大きいです。そしてランニングをするユーザーには欠かせないセンサー系統がForerunner 70との大きな差になります。
Forerunner 170の主なスペック
- 価格:47,800円(税込|2026年5月現在)
- 重量:約41g
- バッテリー:スマートウォッチモード約10日間、GPSモード約20時間
- ディスプレイ:1.2インチ AMOLED
- カラー:ブラック/アンプイエロー、ホワイトストーン/クラウドブルー(全2色)
- Suica(Garmin Pay):対応
- 気圧高度計・電子コンパス・ジャイロセンサー:搭載
Forerunner 170 Musicの追加スペック
- 価格:55,800円(税込|2026年5月現在)
- 音楽再生:対応(スマートフォン不要でランニング中に音楽再生可能)
- カラー:ブラック/アンプイエロー、レッドピンク/マンゴー、ティールグリーン/シトロン、ホワイトストーン/クラウドブルー(全4色)
Forerunner 170で特筆すべきは、気圧高度計・電子コンパス・ジャイロセンサーのセット搭載です。GPSのみでは補正が難しいトンネルや高架下での位置精度、坂道での獲得標高の正確な記録が可能になります。市街地ランニングよりも、アップダウンのある公園や山岳コースを走るランナーには、この差が直接トレーニングデータの質に影響します。
決済機能については、走り終わった後にコンビニや自販機でそのまま水分補給できる利便性や、日常生活でも決済手段としてつけっぱなしにできる点が手放せない利便性です。
私自身そうですがスマートフォンを持たず走るスタイルのランナーにとっては、決済手段が手首にある安心感は思いのほか大きいものです。Musicモデルではスマホなしに音楽の再生もできるため、身軽でランニングに没頭できます。
前作(ForeAthlete55 / Forerunner165)から何が変わった?
最大の変化はAMOLEDディスプレイの採用とセンサー類の大幅な強化です。
それぞれ従来モデルとの比較をしてみると
Forerunner 70(前作:ForeAthlete 55)の進化点
- ディスプレイ:MIP液晶 → 1.2インチ AMOLED
- 操作方式:ボタン専用 → タッチパネル+ボタン
- バッテリー:GPSモード最大20時間 → 約23時間
Forerunner 170(前作:Forerunner 165)の進化点
- 新機能:気圧高度計・電子コンパス・ジャイロセンサーを追加
- 決済:Garmin Pay(Suica)対応
ForeAthlete 55は、シンプルなトレーニング機能と長い電池持ちで当店でも多くの方に支持されたモデルでした。その後継となるForerunner 70は、ディスプレイとバッテリー両方を底上げしながら、価格帯はほぼ横並びを維持しています。
「前作を持っていて買い替えを検討している」というお客様にとっては、AMOLEDの視認性の改善とタッチ操作の追加が実感しやすい変化になるはずです。
一方、Forerunner 165からForerunner 170への進化は、センサー類の充実という点でより本格的なアップグレードといえます。特に気圧高度計の追加は、外ランをする方にとってGPSだけでは誤差が出やすい坂道の標高データを精度良く取得できるため、ランニングフォームの改善や体力測定の参考指標として活用できる幅が広がります。
Forerunner 70と170、どちらを選べばよい?
スマートフォンと一緒に走るなら70、スマートフォンなしで走りたいか坂道トレーニングをするなら170が適しています。
2モデルの選び方の基準をまとめます。
Forerunner 70がおすすめの方
- 健康のモニタリングを行いたい
- ランニングを始めたばかりで機能よりコストを優先したい
- スマートフォンをいつも携帯して走る
- 月に数回~週1回のランニングが主な用途
- バッテリー持ちを最大限に重視したい(スマートウォッチモード13日間)
- 6色のカラーバリエーションから選びたい
Forerunner 170がおすすめの方
- スマートフォンを持たずに走りたい(Suica対応で決済も手首で完結)
- 坂道・ヒルリピートなど高低差を含むトレーニングをする
- 睡眠やストレスの計測精度にこだわりたい
- ランニング以外でも使う時間が長く、日常利便性を求める
- 音楽を聴きながら走りたい(Music選択)
価格差は約8,000円程度です。Suicaを使う習慣があるなら、日常の支払いで毎日恩恵を受けることになるため、その差額は早期に回収されます。気圧高度計については、平坦なコースしか走らない場合は宝の持ち腐れになりますが、札幌で例えると円山公園周辺や藻岩山麓など起伏のあるコースを走るなら明確な価値があります。
こじんてきには、「最初の1本」として長く使うことを前提にするなら、170が合理的だと考えます。もっと本格的な分析を行って体を作っていきたい方などは既に発売されているForerunner570/970などの上位機種が視野に入ってきます。ただし、走ること自体に馴染むまでの最初の半年程度は、70の機能でも十分すぎるほどです。
Forerunner 70・170のトレーニング機能
初心者向けの「Garminランニングコーチ」と「クイックワークアウト」が搭載されています。
今回のForerunner 70・170では、ランニング初心者をサポートするトレーニング機能が強化されています。
Garminランニングコーチ(初心者向け) 今回のアップデートで、ガーミンのコーチングシステム「Garminランニングコーチ」に初心者向けメニューが追加されました。強度やボリュームを抑えたワークアウトや、ラン&ウォーク方式のメニューを、現在のパフォーマンスや体の回復状況に合わせて自動提案します。週3回走ろうと思っていても、疲労が蓄積していれば内容を落とした提案が届く仕組みです。
クイックワークアウト 2〜3項目を選択するだけで、インターバルトレーニングを自動生成する機能です。ユーザーのフィットネスレベルに合わせた内容に自動調整されるため、「何をやればいいかわからない」という初心者の最初のハードルを下げています。
実際に使っていてこのクイックワークアウト機能の充実は、「買って終わり」にならないための仕掛けとして評価できます。特にガーミンのコーチ機能は、無料でありながら市販のトレーニング本に近い水準の提案をするため、実際に使い続けるための動機づけになります。
まとめ:Forerunner 70・170を選ぶポイント
Forerunner 70・170は、2026年のガーミン エントリーラインにおける大きな刷新です。AMOLEDディスプレイとタッチ操作の採用により、従来モデルとは一線を画す使い心地を実現しています。
- Forerunner 70:走ることに特化した高コスパモデル。バッテリーと軽さを優先するなら。
- Forerunner 170:Suica対応と高精度センサーで日常とトレーニングを一台でカバー。
- Forerunner 170 Music:スマートフォンなしで音楽・決済・計測をすべてこなしたい方に。
「走ること自体を楽しみたい」という初心者には70を、「長く本格的に使い続けたい」という方には170をおすすめします。
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